ススキの中の子

いつもにこにこしてたいなぁ

【銀行手続き】ATMではできない?10万を超える現金振込みをスムーズに手続きする方法

 銀行で10万を超える現金振込みの際は、

本人確認書類の提示が手続きとして必要であることを知っていますか?

 

車検の支払い・子どもの学費の支払い・買物の支払いなどをお振込みでお支払いする場合、

そのお振込みの金額が10万を超えた現金振込みの時は、スムーズに手続きが行えない場合があります。

 

今回は、銀行で10万超の現金振込みをスムーズに行う方法を書いていきますので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

 

 

 

◎10万超現金振込みの手続きを行う際には、「取引時確認」が必要です!

金融機関で10万を越える現金振込みを行う際に、*マネー・ローンダリング防止の観点から取引時確認を行う必要があります。

 *マネー・ローンダリング:麻薬等の不正取引をはじめとする組織的な犯罪から得た資金の洗浄。

簡単にいえば、犯罪等の不正取引に関わる資金を流通させないよう、一定の取引の際には「取引時確認」を行います!

◎取引時確認とは?

取引時確認が必要な取引の際に、お客様および、お客様に代わって来店された方(代理人)の氏名・住所・生年月日等の確認を、所定の本人確認書類で確認するとともに、その取引を行う目的や職業を確認すること。

 

◎取引時確認が必要な取引

10万超の現金振込みの他に取引時確認が必要な取引があります!

1. 口座開設・貸金庫などのお取引を開始されるとき

2. 200万円を超える現金の入出金をされるとき

3. 10万円を超える現金による振込み

(学校法人へ入学金や授業料の振込みの場合は取引時確認は不要)

4. 10万円を超える現金を持参人払小切手により受け取りされるとき

5. 融資取引をされるとき

 

◎学校法人等に入学金や授業料のお振込みは取引時確認が不要!

 お子さんの学費の支払いを場合は、10万を超える現金振込みであっても、取引時確認を行っておりません。

ただ、専門学校などは取引時確認が必要な場合がありますので、金融機関にお問い合わせ下さい。

◎取引時確認の際に必要な所定の書類

①~⑥の書類のうち1つの書類を提示する方法

①運転免許証

⇒一番身近で簡単なので、運転免許を持っている方は運転免許証を提示しましょう。

運転経歴証明書

⇒運転免許を返納し、運転経歴証明書を持っている方は、そちらを提示しましょう。

③パスポート(住所が記載してあるものは○、住所の記載のない場合は×)

2020年2月3日以前に申請した日本発行のものは、住所の記載があるので、本人確認書類として見なされますが、それ以降に発行されたものには住所の記載がないため本人確認書類として認められませんので注意が必要です。

④個人番号カード・マイナンバーカード(通知カードは×)

⇒通知カードは顔写真付きではないので本人確認書類としては不可です。

在留カード

⑥官公庁が顔写真貼付した各種福士手帳身体障害者手帳など)

 

①~⑥の書類が提示できない時、aの書類のうち2つの書類を提示する方法

上記①~⑥の書類が提示できない時は、下記aの書類のうち2つの書類提示が求められます。

a,各種健康保険証・各種年金手帳

⇒例1:「後期高齢者医療被保険者証」と「介護保険被保険者証」は○

 例2:「後期高齢者医療被保険者証」と「年金手帳」は○

 

◆本人確認書類の提示を受けるにあたり、その書類をコピーさせていただきます。

◆本人確認書類は、有効期限を過ぎているものは取引時確認の書類として使えません。

 ◎ATMで10万を超える現金の振込みはできる?

ATMで振り込めば、取引時確認を行う必要はないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ATMで10万を超える現金振込みはできません。

キャッシュカードを使って口座から振替で振込みを行うことは可能ですが、

その場合、口座の名義が自動的に依頼人の氏名になりますので、

氏名の前後にお客様番号をつけて振り込みする時(例:12345山田太郎)などは、

窓口での手続きが必要になります。

 

◎金融機関窓口で10万超現金振込みの手続きをする際に聞かれること

 金融機関窓口で10万超の現金振込みを行う際には、下記のような聞き取りをさせていただきます。

ただ、「買物の支払いをするだけなのに・・」と思われると思いますが、快く応じていただけるとスムーズに取引が行えます。

 

?お振込みの依頼人、ご本人様ですか?

代理人様の来店の際は、お振込みの依頼人様との関係性)

?取引時確認が必要ですので運転免許証等の本人確認書類はお持ちですか?

?お振込みは何の目的のお振込みですか?(家賃?車検?買物支払い?)

?ご職業は?(会社員?個人事業主?主婦?無職・退職された方?)

 

◎口座を通して振替でお振込みをする場合は取引時確認は不要!

現金で10万を超える振込みをする場合は、上記の取引時確認したうえで手続きをする必要がありますが、その金融機関で通帳を持っていれば、口座を通して振替で振込みをすることをおすすめします。

その際には、お通帳とお届け印が必要となりますので持参下さい。

ただ、最近では詐欺も多く、金融機関としても詐欺の可能性のあるお振込みにはとても注意していますので、金額が大きい振込みの場合や、振込み先が、会社等ではなく、個人名であったりする場合は、何のお振込みかの確認だけは口頭でさせていただく場合があります。

 

◎まとめ

 ◆10万超の現金振込みの際は、取引時確認が必要であり、所定の本人確認書類の提示が必要です。

◆本人確認書類は有効期限に注意する。

◆学費の振込みの場合は取引時確認が不要な場合がある。

◆その金融機関で口座をお持ちであれば、口座を通して振替でお振込みすることをおすすめする。

◆金融機関は詐欺や犯罪収益移転防止のため、お客様に聞き取りを行う必要がりますので、その際はご協力していただくとスムーズに手続きができる。