ススキの中の子

いつもにこにこしてたいなぁ

【富山】【2020年立山登山マラニック】コロナ禍でのマラソン大会開催

コロナ禍で様々なイベントや大会が中止・延期されていく中で、

今年で第23回を迎える「立山登山マラニック」が、8月29日に開催されました。

 

開催に対して賛否両論ある中で、大会のボランティアをして、また実行委員の活動を近くで見て感じたことを書いていきます。

 

立山登山マラニックってどんな大会?

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◆一言でいうと..「海から山の山頂を目指し、自然を感じながら走る大会」

◆大会のスローガンは「暁の海抜0mから3,003mの頂上へ」

 

富山県の浜黒崎海岸(海抜0m)をスタートとし、

日本百名山 立山主峰 雄山山頂(標高3,003m)をゴールとする大会です。

毎年、◎マラニックの部(浜黒崎海岸スタート、立山山頂ゴール)

◎ウォークの部(立山駅スタート、立山山頂ゴール)の2部で開催されます。

 

8月とはいえ、立山は涼しくて過ごしやすい!

こんな綺麗な景気と澄んだ空気の中、走ったりウォーキングするのは気持ちいいだろうな!雲と同じ目線♪
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◆コロナ禍での大会開催にあたって

正直、私も、今年はコロナ禍のため大会は中止されるだろうと思っていました。

が、大会が開催されることが、正式に決定。

ただし、コロナの感染拡大を防ぐため通常通りの大会は実施できず

人数制限や、エードでの感染対策が絶対条件となりました。

*新コースを設置し、密を減らす。

通常、①浜黒崎スタートのマラニックの部と、立山駅スタートのウォークの部の2部で構成されていますが、今回は、通常に加えて、立山駅スタートのハーフの部を設置し、2コースから3コースに増やすことで、密を減らしていました。

 

*人数制限

上記の3コースそれぞれ、参加人数を50人ずつに制限し、全員で150人の参加としました。例年300人ほど参加する大会なので、大幅に人数を減らした実施でした。

 

*ボランティア・実行委員も最小人数で運営

ボランティアや実行委員が移動の際に乗車するバスは、換気を常に行い、全員マスク着用・消毒も行っていました。

 

*参加選手への条件

・前日時点で自宅住所で非常事態宣言が出されている場合は、出走できない

過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がないこと

・大会前3日間及び大会当日の体温を測定し、37.5℃以上の発熱がないこと。

同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいないこと

など、通常の参加条件に、コロナ感染対策を目的とした条件が付け加えとなりました。

 

*体温測定を実施

大会当日は受付にて全員の体温測定が実施されました。

 

*エイドでは、包装した食べ物を配布

例年、果物や野菜やそーめんといった様々な食べ物や飲み物がエイドにて選手に配布されますが、今回は、包装されている最小限の食べ物やペットボトルでの飲み物の配布のみとし、感染リスクを減らしていました。

敢えて「with corona」の時期に大会を開催すること

「この時期に何も開催しなくても・・」といった声もたくさんあったかと思いますが、逆に、「申込みした全ての大会が中止される中、大会開催は嬉しい」といった声もたくさんありました。敢えてコロナの時期に大会を開催することに対して、立山登山マラニック実行委員は、ホームページにてこのように記載しています 

緊急事態宣言が解除されたとしても、「before corona」の生活に戻れるわけではありせん。しっかりと感染対策を考え実施することはもちろん、選手・ボランティア・応援のみなさん実行委員に新しい意識が生まれ、予想される「corona」第2波、第3波を人々が協調して乗り切れる日本人らしい絆が立山で生まれることを願って敢えて「with corona」の時期に大会を開催する。

  大会から約1ヶ月たちましたが、マラニックでの感染者はおらず、良かったなという気持ちです。インスタグラム等のSNSでは、マラニックに参加された方が「♯立山登山マラニックとタグ付けをしてたくさん写真を投稿されていました。

そこには、「このようなコロナ禍の中、感染拡大防止の対策がなされた大会が開催され、参加ができたことが嬉しい」といった感想も書いてあり、とても心があたたかくなりました。

 地方のマイナーな大会ですが、「withコロナ」の時期に大会開催を決定すること、開催成功のための準備は大変だったと思います。

もちろん大会自体を中止することも一つですし、そのほうが安全で失うものも何もなく、責められることもありませんが、

最初から、「コロナ禍だから開催しません」とするのではなく、

試行錯誤して「開催するためにはどのようにしたら良いのか」を一度考えてみることが「withコロナ」において大切だと思いました。

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フェイスブックの更新は実行委員が行っています!

大会のお知らせや、大会の写真、裏話もここでアップしています。

↓私は、室堂でグッズの販売を行いました。

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 今年はTシャツがとても好評でした!

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 興味のある方はぜひ立山登山マラニックフェイスブックを見てみて下さい!